消防点検コラム

消防用設備

2020.10.21

屋内消火栓設備とは?設置基準や設置費用の相場について解説!


【目次】

1. 屋内消火栓設備とは
2. 屋内消火栓の設置基準は延面積・建物の耐火性・建物の状況
3. 消火栓の仕組み~ポンプや水源はどこ?~
4. 消火栓の設置にかかる費用相場について

1. 屋内消火栓設備とは

屋内消火栓施設は学校などの教育機関商業施設公共施設分譲マンションなどに設置されています。
「消火栓」と赤い文字で書かれた大きな四角のボックスをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
その装置が屋内消火栓と呼ばれるものです。

この屋内消火栓は火災が起きた初期段階での消火を目的としており、
格納されたホースやノズルを引っ張って火元まで移動し放水して火を消す仕組みです。

2. 屋内消火栓の設置基準は延面積・建物の耐火性・建物の状況

屋内消火栓は消防法によって設置するべき場所が厳密に決められています。

劇場、映画館、演芸場、講堂など人が多く集まる場所では
木造建築の場合、延面積500㎡以上準耐火性建築であれば1000㎡以上耐火性建築では1500㎡以上と、
建築物の耐火性と延べ面積により設置の必要性が変わってきます。

さらに地階、無窓階、4階以上の階になると
木造建築は100㎡、準耐火建築は200㎡、耐火性建築は300㎡以上
の条件で屋内消火栓の設置が義務付けられています。

つまり上記の設置基準に加えて、地下室なのか窓がないのかなど、建物の状況も加味されるのです。

屋内消火栓の種類をご紹介

屋内消火栓にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。

1号消火栓

1号消火栓

毎分130リットルの放水が可能で初期消火に威力を発揮する消火栓ですが、格納されたホースが蛇腹式ですべて取り出すのに時間がかかり、慣れないと初期消火に時間がかかることも。
さらに放水係と消火栓開閉係の2名で使わなければならず、1人では使いにくい点がデメリットです。

引用:https://www.yokoi.co.jp/

易操作性1号消火栓

易操作性1号消火栓

2名以上の人間がいないと放水できない1号消火栓ですが、扱いにくい従来の消火栓を1人でも使いやすく改良したものが易操作性1号消火栓です。
ホースが巻き取り式で扱いやすいのが特徴です。放水量も1号消火栓と同量でパワフル。

引用:https://www.yokoi.co.jp/

2号型消火栓

2号型消火栓

1号消火栓よりも取り扱いがスムーズな2号消火栓は、毎分60リットルと放水量が少なくなる代わりに放水時の反動が少なく1人でも扱いやすいのが特徴です。

ホースもホースリールや折り畳み式で取り出しやすく、ポンプの起動は内部にある弁を開くだけで送水できます。ただし手軽な分、消火できる設置間隔が15mと狭くなるのがデメリットです。

引用:https://www.yokoi.co.jp/

広範囲型2号消火栓

広範囲型2号消火栓

2号消火栓は放水できる範囲が限られ、さらに送水量も1号消火栓に比べて少ないため設置できない場所が生じる2号消火栓。

ところがアスピレートノズルと呼ばれる少量の水でパワフルな放水ができる最新型のノズルが登場し、このノズルを搭載した広範囲型2号消火栓により放水量が毎分80リットルにアップしました。

また設置間隔が25m以下に広げられ、条件が合えば1号消火栓の改修に使えるようになりました。

引用:https://www.yokoi.co.jp/

パッケージ型消火設備

パッケージ型消火栓

屋内消火栓設備を設置しなければならない建物のうち、一定規模以下の防火対象物に対して設置できるのがパッケージ型消火設備です。
格納箱に貯蔵容器、加圧ボンベ、ホースなど必要なものがパッケージングされており、水槽やポンプ、配管設備などが不要で、低価格で設置できるのが魅力です。

ただし地階、無窓階には設置できないなど設置には厳しいルールがあります。

引用:https://www.yokoi.co.jp/

3. 消火栓の仕組み~ポンプや水源はどこ?~

1号消火栓を例に、消火栓の仕組みをチェックしていきましょう。

消火栓を構成するもの

消火栓水源

消火栓はホースとノズルで構成されるものではなく、
ほかにも貯水槽の貯められた水源や加圧送水装置(ポンプ)、
ポンプを動かすモーター、消火栓と水源をつなぐ送水管などの要素が必要です。

屋内消火栓作動の流れ

火災発生を確認した方が消火栓起動ボタンを押すと、まず加圧送水装置(ポンプが)起動します。
ポンプが起動すると消火栓上部の赤いランプが点灯。

その間に水槽から汲み上げられた水が送水管から開閉弁まで到達するので、
弁を開け閉めするだけで放水できます。

ポンプや水源の位置

消火栓用の水槽は地下室など建物の一番低い場所に設置されており、
停電時にも放水できるように非常電源をそなえています。

消火栓ポンプ室の設置場所は水槽の近くにありさらに屋上にも水槽が設置されているため、
万一ポンプが作動しなくても上からの圧力で送水が可能です。

4. 消火栓の設置にかかる費用相場について

消火栓の設置に関しては、それぞれの建物により設置条件が変わってきます。

ポンプや水槽は既設品があるのか新設なのか、建物の高さ、必要な消火栓の数、送水管の長さ、
配管の複雑さなどにより費用が変わってしまうため、費用相場はありません。

それぞれの現場で個別見積もりをつくるしかない状態ですが、
部分的な取替えに関しては相場がありますので参考にしてください。

・2号消火栓/易操作性1号消火栓
…本体価格約25万円
・送水管取替…300万円(大規模工場)
・自動火災報知設備工事…20~40万円

消火栓の設置には大掛かりな工事が必要なので数百万円単位の費用がかかる可能性があります。

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消防点検のご依頼

屋内消火栓は設置すればそれで終わりではありません。
屋内消火栓設備を設置したら6か月に1度は機器点検を、
さらに1年に1度は総合点検を受ける必要があります。

また点検をおこなうのは誰でも良いわけではなく、消防設備士第1類の資格を持つ方、
または第1種消防設備点検資格者、つまり有資格者でなければならないのです。

もちろん屋内消火栓を設置するには有資格者でなければならないため、
設置やその後の点検を同じ業者にお任せできるとスムーズですね。

屋内消火栓の設置、点検ことならぜひ全国消防点検.com へご相談ください。

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