消防点検コラム

非常放送設備はいつまで使える?耐用年数について解説!

火災設備の中でも非常放送設備は、火災を館内に迅速に知らせるために重要な設備の一つです。

そのため毎日稼働していることが常であり、いつの間にか劣化して非常時に正常に起動しなくなってしまう可能性もあります。

非常時に正常に動作しないことは火災被害の拡大を招く非常に危険な行為です。

今回は非常放送設備の耐用年数やメンテナンスの重要性について解説します。


【目次】

1. 非常放送設備とは?
2. 耐用年数は?
3. 耐用年数を過ぎるとどうなる?
4. メンテナンスの重要性について
5. まとめ

1. 非常放送設備とは?

まずは非常放送設備について簡単に解説します。

非常放送設備とは、建物内に設置されたスピーカーを通じて災害の発生状況や迅速な避難を誘導するために使用されている設備のことです。

大型で不特定多数の人が利用する可能性のある建物には設置が義務付けられており、災害の被害を最小限に防ぐための装置の一つです。

起動装置やスピーカー、操作装置、電源などで構成されており、なかでもスピーカーは普段は館内放送などでも使用されていることも多いです。

 

2. 耐用年数は?

一口に非常放送設備と言っても設備は複合的なものであり、それぞれの部品に対して交換の目安はありますが、法的に指定された交換期限などはありません。

例えば、バッテリーなどは消耗品であり、長期的な使用はそもそも考えられていません。

3~4年程度で交換するのが目安とされています。

非常用放送設備自体のの推奨更新期間は10~12年程度とされています。

更に設備や設備内部品に対して設定された期限はあくまで目安であり、期限内の安定した動作を保証するものではありません。

その上、設置状況や稼働状況などでも劣化のスピードなどは変動することが考えられますので、定期的なメンテナンスで設備機器の状態を確認・交換をしていくことが重要でしょう。

身も蓋もない話ではありますが、そもそも時代に応じた、より高度な設備も導入されています。

定期的な点検をしつつ、交換推奨期間が近くなった場合は、多様な災害に臨機応変に対応できるような新しい設備へと取り替えることが望ましいでしょう。

3. 耐用年数を過ぎるとどうなる?

具体的な耐用年数については使用されている機器それぞれに目安の期間が設定されているはずです。

その目安の期間すら過ぎてしまうと、安定した動作が見込めないばかりか、交換部品の生産中止などにより交換もできず、一部だけではなく、機器まるごと交換する必要も出てくるため、コストが余計にかかってしまう可能性があります。

また、10~12年の推奨更新期間を過ぎてしまうと、交換品があってもメーカー側から修理をお断りされてしまう可能性があります。

長期的に安定した運用を考えると、10年程度ごとに交換することが重要であるといえるでしょう。

4. メンテナンスの重要性について

通常使用内でも、湿度の高さなど環境要因により、早めに機器の一部がダメになってしまう可能性があります。

非常時に安定した動作をするためにも定期的なメンテナンスは非常に重要と言えるでしょう。

また、正常に起動しているからと定期的なメンテナンスを怠り、長期的に使用していると別の問題に直面するかもしれません。

それが、交換部品がないという点です。

設置年数が経過した設備は一般的に、すぐ部品の生産が中止されてしまいます。

メンテナンスを怠ると、交換したくても交換する部品が無いという可能性もあり、交換部品が無いせいで、正常に動作している機器も含めてまるごと交換しなければならなくなってしまうかもしれません。

定期的なメンテナンスをすることで、一部分ずつ設備をリニューアルすることも可能です。

継続したメンテナンスのコストよりも、全体交換の方が費用がかさんでしまいがちですので、怠らないようにしましょう。

また、火災に関連した法律は、実際に防げなかった事件や災害などを元に随時更新・変更が加えられてきた過去があります。

今後も変化する法律へ対応する必要がありますが、長期的に管理をせずに放置しているとやはり、まるごと機器を入れ替えしなくてはいけない可能性が出てきます。

もちろん、定期的な点検は法令で定められているため、怠ることはそもそも法令違反です。

しかし、基本に立ち返り、人命救助や被害の拡大を防ぐという観点からも定期的な点検を怠らない必要があることを認識しましょう。

 

5. まとめ

安全の観点からも保守の観点からも長期的に同じ部品・機器を使用することは望ましくありません。

非常時に安定した動作のためには、推奨交換年数内かつ定期的なメンテナンスが重要です。

機器ごとに推奨されている交換年数内であったとしても、災害やその他の環境要因により劣化が進んでいる可能性が考えられるためです。

定期的なメンテナンスにより、状況に応じていつでも安定した動作ができるように整えておきましょう。

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