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消防設備士の資格取得に向けたおすすめの順番|全国消防点検.com 消防設備士の資格取得に向けたおすすめの順番 – 全国消防点検.com

消防点検コラム

消防設備士

2023.06.26

消防設備士の資格取得に向けたおすすめの順番

「消防設備士の順番はあるの?」や「消防設備士の資格を取得したいけれど順番がわからない」と感じている人は多いと思います。

消防設備士の資格はどの時代でも人気がある国家資格として知られていますが、実際に資格を取得しようとすると直面する問題とされているのが「資格を取る順番」です。

全13種類ある消防設備士資格は、あらかじめ試験を受ける順番の計画を立てることで、最小限の勉強時間そして効率化を図ることが可能です。

そこでこの記事では「消防設備士の順番」について、これから試験を受けようと計画している人に向けて、消防点検のプロが分かりやすく解説します。

消防設備士とは

消防設備士とは、消火器や金属製避難はしご、さらには自動火災報知設備といった多岐にわたる消防用設備の点検や整備、そして設置工事ができるようになる国家資格です。

ひと言で消防設備士と言っても、免状は全13種類あり、大きく区分されている8種類と、このうち5種類で甲種と乙種に分かれています。

消防設備士の資格全体を理解するうえでポイントになるのが、第1類や第5類といった「類種」そして甲種、乙種といった「類別」です。

例えば、消防設備士の乙種第6類は、消火器具の点検や整備ができるようになる資格で、他にも甲種第4類は自動火災報知設備や消防機関へ通報する火災報知設備などを点検、整備、そして設置工事ができるようになります。

このように、消防設備士は「取り扱えるようになる消防用設備」によって類種が区分されており、なおかつ「設置工事ができるか否か」で類別が分かれていることが特徴です。

一般的には、消火器具(乙種第6類)といった実用性が高い資格から取得していくことや、受験者の業務での必要性に合わせて受験していくことが主流とされていますが、受験する順番を考慮することで試験問題の一部免除などの恩恵が受けられます。

つまり、消防設備士の試験は興味があるものから順番に受験していくことよりも、試験問題の一部免除制度などを活用しながら受験していく方が効率的と言えます。また、消防設備士の試験には、筆記試験と実技試験があります。実技試験では実務に近い問題が出題されるだけで具体的に何かをするといったことはありません。

このような事情から、消防設備士の順番はあらかじめ計画を立てて進めていくことが最も効率的と言われています。

そして資格取得してからも、消防設備士免状は10年ごとに写真を書換えなければならないため新しい顔写真を添えて申請します。これは危険物取扱者免状と同じです。

消防設備士の甲種と乙種

消防設備士の順番を理解するうえで知っておくべきことが、甲種と乙種の違いです。消防設備士における甲種と乙種の違いは「設置工事ができるかどうか」となります。

・甲種:消防用設備等の工事、点検、整備ができる資格
・乙種:消防用設備等の点検、整備ができる資格

このように、甲種は「点検と整備に加えて工事ができる資格」であるのに対し、乙種は「点検と整備に限定され工事ができない資格」と言えます。

一般的に、甲種は工事ができるようになる資格ということもあり、乙種よりも資格取得のハードルが高いとされています。

初めて消防設備士の資格取得に挑むという人にとっては、乙種からスタートするのが望ましいと言われています。

一方、甲種の免状取得に必要とされる「電気工事士」や、大学や高等専門学校などで「機械、電気、工業化学、土木または建築に関する学科の課程を修了している」といった条件を満たす場合は、甲種の資格取得は容易になると言えます。

電気工事士・電気主任技術者・電気部門の技術士資格を持っている方は、それぞれ免除になる科目があります。

甲種を受験する場合は「既に保有している国家資格」または「学歴」によって受験資格要件が変わることを覚えておきましょう。

ちなみに、乙種を受験する際の受験資格要件はありません。年齢、学歴、実務経験などは問われませんので、乙種は甲種と比較して受験しやすいことを知っておくとよいかもしれません。

参考:消防設備士試験甲種について、一般財団法人消防試験研究センター

消防設備士の種類一覧

消防設備士の順番を理解するにあたり、消防設備士全13種の全容を知っておきましょう。消防設備士は以下の一覧表のような構成になっています。

類種類別対象の消防用設備等
特類甲種特殊消防用設備等(従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と同等以上の性能があると認定した設備等)
第1類甲種と乙種屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー設備
第2類甲種と乙種泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、特定駐車場用泡消火設備
第3類甲種と乙種不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備
第4類甲種と乙種自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備
第5類甲種と乙種金属製避難はしご、救助袋、緩降機
第6類乙種消火器具
第7類乙種漏電火災警報器

消防設備士試験のなかで最も受験する人が多いとされているのが「第6類(消火器具)」とされていますが、この資格には甲種が存在しません。

甲種が存在しない理由は「工事を必要としない」ためです。消火器具の場合、交換で完了するため工事を伴いません。

先述したように、甲種は「設置工事ができるか否か」ということがポイントですが、このように区分されていることが分かると思います。

消防設備士の順番で重要なポイント

消防設備士の順番で重要となるポイントについて解説します。とくに重要なポイントは以下3つです。

・難易度
・実用性
・試験問題免除制度

上記それぞれについて見てみましょう。

難易度

消防設備士の順番において「難易度」を考慮することがポイントです。具体的には、乙種第6種(通称乙6)は難易度が低いとされていることから、最初に受験するのに適しています。

事実、乙種第6種は消防設備士試験の登竜門と言われており、これから初めて試験を受ける人はここからスタートすることで、専門用語に馴染む機会が増え、他の試験に対する感覚もつかみやすくなるでしょう。

実用性

「実用性」も消防設備士試験の順番で考慮すべきポイントです。例えば、第1類(消火栓やスプリンクラー設備)や、第3類(不活性消火設備やハロゲン化物消火設備)といった資格は、実質的にはプロ向けのもので、初心者が取得したとしても使う機会が少ないでしょう。

対照的に、第6種(消火器具)や第5類(避難はしご等)などは日常的に触れる機会が多いとされている消防用設備であることから、実用性が高いと言えます。

つまり、消防設備士の順番において優先順位が高い部類と言え、受験する際には、最初の頃に取得しておくことが望ましいでしょう。

試験問題免除制度

消防設備士の順番では「試験問題免除制度」も考慮すべきです。消防設備士試験では、特定の資格を有していると、他の試験で試験問題を免除してもらえる制度があります。

具体的には、甲種第4類の免状保持者は、乙種第7類の試験時で筆記試験が6問免除されるため、試験時の負担が少なくなります。

試験問題を一部免除されることは、覚えることが多い消防設備士試験において大きなメリットになりますので、順番を考慮する際には押さえておきたいポイントです。

消防設備士おすすめの順番

消防設備士の資格取得に向けたおすすめ順番は以下のようになります。

1.乙種第6類および第二種電気工事士

2.甲種第4類

3.甲種第5類

4.乙種第7類

5.甲種第1類

6.甲種第2類

7.甲種第3類

8.甲種特類

最も肝心となるスタートは「乙種第6類および第二種電気工事士」です。乙種第6類は消火器具を対象にした資格で、多くの人がここからスタートします。

難易度が低いこと、そして実用性が高いことから乙6からスタートすることをおすすめします。また、消防設備士の資格とは別に「第二種電気工事士」の取得も検討しましょう。

第二種電気工事士の資格を保有していることで、この後に控えている他の消防設備士資格を円滑に進められるようになります。

第二種電気工事士の資格を保有していない場合、甲種の免状を取得する際に、乙種いずれかに合格してから2年以上の実務経験が問われるため、2年間の「足止め」を受けてしまいます。

第二種電気工事士は消防設備士試験の順番にも大きく影響するため、実質的には欠かせない資格と言えます。(平均合格率は70%で、国家資格として認められる)

「乙種第6類および第二種電気工事士」の後は、「甲種第4類および甲種第5類」の順番がおすすめです。

甲種第4類および甲種第5類では電気関係の知識が問われるため、第二種電気工事士で学習した内容を覚えているうちに、その知識をいかすことが可能になります。

身に付けた知識が色褪せてしまう前に、次の試験を受けることが効率化を向上させます。また、第二種電気工事士および甲種第4類に合格すると、後の乙種第7類では筆記試験で合計20問、実技試験5問が免除され、負担が大幅に減ります。

「甲種第4類および甲種第5類」の後は、「甲種第1類、2類、3類、そして特類」の順番をおすすめします。

これらは、第二種電気工事士の資格を保有していることで、電気の基礎知識問題が免除されます。

甲種第1類、2類、3類、特類では、馴染みが少ない消防用設備に関する専門知識を問われることが多く、少しでも試験時の負担を和らげるためにも、これらは最後の方に受験するのがよいでしょう。

参考:第二種電気工事士試験、一般財団法人電気技術者試験センター

まとめ

消防設備士資格の順番については、難易度や実用性、そして試験問題免除制度を考慮して決定することが大切です。

危険物取扱者及び消防設備士は、危険物施設や防火対象物における安全を支え、国民の生命、身体及び財産を守る重要な役割を果たしています。

すでに資格を保有している場合や、業務の都合上といった特段の事情がない場合は、この記事で紹介した順番を参考に受験してみてください。

 

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