消防点検コラム

【停電後は要注意】通電火災

こんにちは!日本全国の消防点検・施工を行っております、全国消防点検.comです!

台風15号の影響により、未だ停電や断水に見合われている皆様におかれましては、心よりお見舞いを申し上げます。

本日は連日ニュースで耳にする「通電火災」についてお話したいと思います⚡

近日のニュース

まずは連日のニュースを少し覗いてみましょう。

9/14(土)17:56 FNN 「工務店倉庫燃える 停電からの通電火災か」
9/14(土)21:43 ANN 「千葉で通電火災か 停電から復旧直後に建物燃える」
9/15(日)20:57 JNN 「停電続く千葉、16日にかけて大雨・強風のおそれ」
9/15(日)23:10 ANN 「千葉市で住宅全焼し男性負傷 停電復旧後の通電火災か」
9/16(月)6:21  ANN 「電気ブレーカー上げた後、住宅1棟全焼 通電火災か」
9/16(月)8:39  JNN 「千葉で住宅火災、停電復旧後の通電火災の可能性も」

ザっと見ただけで複数のニュースがありました。皆さんは「通電火災」を具体的にご存じでしょうか?停電が復旧し、通電が再開される際に発生する火災のことを言います🔥

今回のように、台風で停電している地域で、建物が暴風雨で破損しているところに電気が復旧し、火災が起きてしまうケースもあります。なかには、今回のように、避難時にブレーカーを落としていたにも関わらず、復旧後にブレーカーを上げた際に火災が起こってしまった残念なケースもあるようです🚨

通電火災の原因

こたつ
白熱電球スタンド
電子レンジ・オーブントースター
鑑賞魚用ヒータ
タコ足配線
コンセントや電気配線、コード

しかし、なぜこれらのものが通電火災を招く可能性があるのでしょうか?1つずつ見ていきましょう。

こたつ

電力が復旧し電源が再度ONになった際にゆっくりと高熱になり、地震などで散乱した服や紙などが時間をかけて発火する可能性があるため要注意です。他には台風などの暴風雨で窓ガラスや屋根が破損、濡れてしまっておりショートする可能性があります。これからの時期、寒くなるとこたつの中で服を温めたり、乾かしたりしたくなると思いますが、着火する可能性があり危険です。気を付けましょう!⚠

白熱電球スタンド

こちらもこたつと同じく、災害により物が散らかった状態で時間をかけて熱が移り発火する可能性があること、濡れてしまったことでショートする危険性があることが挙げられます。

今回のような暴風雨に見舞われた際は、雨漏りや窓ガラスが割れて雨水が侵入したことで濡れている箇所がないか、よく確認してからブレーカーを戻しましょう💧

電子レンジ・オーブントースター

地震などで内部のものが偏ったり、ヒーター部分に接触したままの状態で通電することで、食べ物が高温になり燃える可能性があります。重たい電子レンジやオーブントースターなどが地震で棚から落ちたりして、コードが破損、回路がむき出しになってしまった状態で通電しショートしてしまう可能性も考えられるでしょう🔌

特に地震の際は、

棚などから落ちてコードが引っ張られた状態の家電があるかをよく確認してからブレーカーを戻しましょう

鑑賞魚用ヒーター

地震や暴風雨によって水槽が破損し、水がない状態で通電してしまうとヒーターが熱を帯びて大変危険です!水草など火が付きやすいものが一緒に入ってる可能性も考えられるので、大切な家財や人命を守るため、災害時にはこちらも要チェックです🐡

鑑賞魚用ヒータの取り扱いについては東京消防庁でも注意喚起がされています。

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201302/heater/index.html

タコ足配線

タコ足配線は危ない!とよく耳にするとは思いますが、ついついやってしまいますよね~😥

復旧した際に配線がショートし、付近のほこりに着火
漏れたガスに引火

のようなことが発生し火事になることはよく知られていると思います。

つまり災害時だけではなく、通常のコードの使用でもホコリが沢山積もっている状態は危険なんですね。このホコリが原因で起こる火災を「トラッキング火災」と言います。「トラッキング火災」は日ごろのチェック・掃除で未然に防ぐことができるので、防災意識を持って取り組んでいきましょう👩‍🚒

コンセントや電気配線、コード

話は戻りまして、トラッキング火災はホコリが原因となることがわかっていただけたでしょうか?

TVの裏やキッチンの冷蔵庫・電子レンジ・オーブントースター・ケトル・炊飯器などでコードが集まりやすいところは、ぜひ意識してお掃除していただきたいと思います。おうちをキレイにして火災が防げるなら、一石二鳥ですよね!私もぜひキレイに保って防災に努めたいと思います🧑

まとめ

何よりも覚えて頂きたいのは、

災害時、家を離れる前にブレーカーを落とす!

 

復旧したら

ブレーカーを戻す前に通電火災の原因となるような箇所がないか確認する!

 

の2点です。

また災害時のみではありませんが、
日ごろから電気コード周りにホコリを溜めないことを意識して頂ければと思います。

かんたん10秒ご相談・見積もりフォーム

    • お名前必須
    • お電話番号必須
    • メールアドレス必須
    • 建物の所在地必須
    • ご相談内容必須