消防用設備
2023.04.12
【 トマホークジェット 】徹底解説!飲食店向け自動消火装置
常に火災のリスクと隣合わせである飲食店。
調理で火や油を常に使用するため、一般家庭や物販店舗と比べて、
火災のリスクは当然高くなってきます。
今回は飲食店の消火設備として大活躍している、
「トマホークジェット」についてご紹介します。
飲食店の火災は年々増加傾向
東京では飲食店の火災がだんだん増加しており、毎年約300件程度になっています。
20年ほど前は200件程度であり、発生件数は約1.5倍に上昇しています。
これは、食品の多様化により、調理方法が多様化している一方、厨房設備の高火力化が進んでいるためでもあります。
さらに、店舗の営業時間が長時間化したことで、設備のメンテナンスに十分な時間や工数を確保することができないという問題があります。
アルバイトの一人で営業を行う、いわゆる「ワンオペ」が問題になったこともありますが、人件費の問題から、いくつかの店舗では調理もアルバイトに一任されています。
そのため、点検の立会調整が難しくなってしまったり、料理に長けていないために、火の扱いが適切に行われていないことも問題になっています。
トマホークジェットとは自動消火設備!
セコムアルファ株式会社HPより引用
そんな飲食店にオススメな消火設備が、「トマホークジェット」。
「トマホークジェット」という自動消火設備は、飲食店の安全対策に最適です。
1979年にリリースされて以降、累計で35万台を越え、飲食店向け自動消火装置の国内シェアNo.1の栄誉を誇ります。
トマホークジェットは、危険温度(150℃以上)を検知すると、警告ランプが点滅し、180℃を超えると自動消火薬剤を放出する最新技術です。
飲食店の火災が発生する可能性が高いのは、油汚れに引火する場合です。
ダクト内が燃えると、店舗だけでなく建物全体に大きな被害を与える可能性があるため、トマホークジェットは火災を即座に鎮静化するには最適な装備です。
トマホークジェットの保守点検について
もちろん、トマホークジェットも機械なので適切なメンテナンスが必要です。
トマホークジェットは消防用設備の1つなので、いわば24時間不足の火災に備え監視を続けてくれている状態。
万が一、火災が発生した場合にベストな状態でないとしたら、被害は拡大するばかりです。
しかも、厨房用の機械なので、火気や水を常に使用する場所(=高温多湿)で、
過酷な条件の中に置かれているため、劣化しやすい環境にいます。
そんな厳しい環境の中でも、スタッフやお客様を守れるよう最大のパフォーマンスを発揮するために、定期点検はかかせません。
点検の頻度と種類
点検は6ヶ月に1度、外観点検と機能点検が必要です。
外観点検では本体、消火剤の貯蔵容器、センサーやノズル、
リモートスイッチ、配線等、見てわかる範囲で異常がないかを確認します。
機能点検は以下のとおりです。
その他、設置後交換が必要になってくる部品が、5年毎に交換
・センサー
・イニシエーター
・バッテリー
10年毎に交換
・消火薬剤ボンベ
・リモートスイッチ
となります。
作動部分 | リモートスイッチを使って作動させ、各ボンベなど起動部分が動くか出力を確認 |
警報装置 | 警報、火災の各レベルのランプ表示、ブザーが鳴るかの確認 |
予備電源 | 予備電源のバッテリー容量が充分あることを確認 |
リモートスイッチ | リモートスイッチを押して、火災表示点滅ブザーが鳴るかを確認 |
センサー | 正常に機能しているかを確認 |
設備連動 | トマホークジェットと連動している他の機器の動作を確認 |
トマホークジェットの設置・点検はお任せください!
全国消防点検.comでは、トマホークジェットの設置・点検のお手伝いを行っております。
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