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2024.07.01
台風に対する防災対策はできている?どんな対策法があるのか解説します!
皆さんは普段から台風に対する防災対策を意識して行っていますか?
台風による被害は毎回のように起きているので、今一度どんな防災対策を行うべきなのか知ることが大切です。
それでは、台風に対する防災対策についてご説明しましょう。
【目次】
1. 今一度知っておきたい台風について
2. 危険区域に入っていない人も要注意!自宅でできる台風の防災対策を一挙ご紹介します!
3. まとめ
1. 今一度知っておきたい台風について
皆さんは台風がどんなものなのか詳しく知っていますか?
台風とは海水が蒸発して発生した上昇気流によって次々と積乱雲が発生し、やがて発達した積乱雲が熱帯低気圧となってさらに成長して巨大化したものです。
大きく成長するにつれて強い雨や風を伴う巨大な渦になり、やがて日本列島に接近し、上陸してさまざまな被害をもたらします。
よく夏の時期に台風が発生する回数が多いことについて何となく覚えている人も多いかもしれませんが、夏場は気温の上昇によって海面水温が上がりやすくなったことで海水が蒸発しやすく、結果的に熱帯低気圧が発生しやすいからだと言われています。
台風によってもたらされるのは、以下のような被害です。
・暴風によってさまざまな物が飛ばされる
・暴風によって建物が倒壊する
・大雨によって河川が氾濫する
・大雨によって土砂崩れが起こる
・土砂崩れで建物が倒壊する
・大雨によって津波による被害が発生する
・停電
・ライフラインの停止
・浸水被害
台風が発生するだけで以上をはじめとする被害が発生するため、台風に対する防災対策は必須と言えます。
特に崖の近くや河川・海の近くなどに住んでいる人は常日頃から防災対策を意識することが大切です。
2. 危険区域に入っていない人も要注意!自宅でできる台風の防災対策を一挙ご紹介します!
皆さんは普段からどのくらい台風に対する防災対策を行っていますか?
地域によってハザードマップが設定されており、住んでいる場所によって危険かどうか色分けされて表示されています。
理論上危険ではない地域は色がついていませんが、色分けされていないところに住んでいるからといって油断しないようにしましょう。
自宅でできる台風の防災対策は、以下の通りです。
・ハザードマップを確認する
・窓のカーテンやシャッターを閉める
・庭やベランダを片付ける
・ライフラインの停止に備える
・川や海に絶対に近づかない
・子どもに飛来物や氾濫の危険性を教える
・ペットを安心させて備える
・避難所の場所を把握する
・非常用持ち出し袋を用意する
・気象情報をチェックする
それでは、自宅でできる台風の防災対策についてご説明しましょう。
ハザードマップを確認する
最初に確認しておきたいのは、自分が住んでいる地域のハザードマップの確認です。
ハザードマップは土砂災害や洪水・氾濫の警戒レベルを色で表しており、赤は危険、黄色は注意、色がないところは危険性がないものと判断できます。
自分が住んでいる場所が赤や黄色になっていた場合、台風によって土砂災害か洪水・氾濫による被害を受ける可能性があるため、防災対策を講じる必要性があるでしょう。
また、台風が接近した際に警報が発令されたときのために避難ルートを確認することも大切です。可能な限り早めに避難できるようにしておくことと、自宅以外に家族が頻繁に行く場所もチェックして安全区域に入っているかどうかも確認しましょう。
さらに、赤や黄色の地域に入っていない場所に住んでいるからといって安心するのはおすすめできません。台風が接近・上陸することで大雨や強風が発生することに変わりはないので、相応の防災対策を行うことが大切です。
窓のカーテンやシャッターを閉める
台風が接近・上陸した場合、強風や強風によって巻き上げられた飛来物によって窓ガラスが割れる可能性があります。
したがって、台風の接近・上陸の情報が入り次第、窓のカーテンやシャッターを閉めましょう。
台風が接近・上陸している状態では何が飛んでくるのか分からないため、カーテンやシャッターを閉めるだけで室内に割れた窓ガラスや飛来物が入ってくるのを大幅に防げます。
自宅に雨戸やシャッターがある場合は閉めることが大切ですが、養生テープや飛散防止フィルムを貼る方法もあります。しっかりと窓ガラスを保護することによって割れる心配がなくなるのがポイントです。
しかし、マンションに住んでいる場合は勝手に養生テープやフィルムを貼ることができないので注意しましょう。
庭やベランダを片付ける
庭やベランダがある人は、台風が接近・上陸した情報が来た時点で片付けることが大切です。
台風による強風によって庭やベランダに設置されていたものが巻き上げられてしまうため、強風が来る前に可能な限り片付けましょう。
ただ、どうしても片付けられない場合は、ブルーシートを被せた上で丈夫な紐で頑丈に縛ることが重要です。
また、ベランダの場合は事前に掃除をして排水口に落ち葉やゴミが溜まらないようにすることも大切です。大雨が降ってきたときに落ち葉やゴミと一緒に排水口に流れると、詰まってベランダが水没してしまう可能性があります。
水没した上に室内に浸水してしまうため、事前に掃除することが大切です。
ライフラインの停止に備える
台風が接近・上陸すると強風や大雨によってライフラインが停止する可能性があります。
停電や断水が起こると不便な生活を強いられるため、そうなる前に防災対策を行うことが大切です。
たとえばしっかり点灯する懐中電灯を用意したり、スマホやモバイルバッテリーの充電を満タンにしたり、生活用水用として湯船に満タンの水を溜めたりするのがおすすめです。
ただし、雑菌が湧きやすいので飲料水や食器洗いとして使うのはやめましょう。
川や海に絶対に近づかない
特に重要なのは、台風が来ている最中に川や海などに絶対に近づかないという意識を持つことです。
台風による大雨は河川を氾濫させるのに十分すぎるほどであり、海の水かさが増して浸水したり、津波によって街が飲み込まれたりすることもあります。
人間は泳ぐことに特化していないので、ひとたび氾濫した河川や水かさが増した海に飲み込まれてしまうと助かるのは非常に困難です。
よく強風や大雨が発生しているにもかかわらず、畑や船などの様子を確かめたいといって外出するケースがありますが、それこそが非常に危険な行為です。
そのまま亡くなってしまった事故も多発しているため、自分や家族の身の安全を最優先に考えましょう。
子どもに飛来物や氾濫の危険性を教える
台風が来ている最中に子どもに外出させないように教えるのも親の役目です。
大人は台風の危険性を理解していても、子どもは台風による被害がどれだけ危険なものなのか理解していないことがほとんどです。
したがって、台風が来たときのために、子どもに飛来物や氾濫の危険性をしっかりと教えましょう。子どもが学校が休校になったとしても、親は仕事で子どもを留守番させなければならないこともあります。
子どもを1人にさせるのは不安なので、頼れる人がいるなら預けるのも1つの手段です。
頼れる人がいないなら、1人で留守番させるときのために徹底して何をするべきなのか、何に注意するべきなのか教える必要性があります。
停電や断水が起きたときのために、パニックにならないように懐中電灯などの場所やトイレの使い方なども教えておいた方が良いでしょう。
ペットを安心させて備える
台風が来たときのために対策しておきたいのが、ペットの存在です。
ペットはいつもと違う状況に非常に敏感なので、ただでさえ慌てる状況なのに飼い主も慌てていると、ペットが安心して過ごすことができません。
したがって、台風が接近・上陸する情報が入ったとしても落ち着いて接することが大切です。
また、外出できないので、ペットフードやトイレシート、水、お気に入りのおやつなどを多く備蓄しておきましょう。
大事なペットを安心させるために、できることはすべてやっておくことが大切です。
避難所の場所を把握する
台風が来たときのために、台風が来たらどこに避難すればいいのか避難場所を把握しておきましょう。
自宅や勤務先の近くに避難場所がないか確認したり、家族と避難できる場所を共有したりする必要性もあります。
非常用持ち出し袋を用意する
避難場所を確認すると共に、台風が来たときのために、非常用持ち出し袋を用意しましょう。
非常用持ち出し袋に入れるおすすめの物は、以下の通りです。
・飲料水
・食料品
・現金や預金通帳などの貴重品
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・モバイルバッテリー
・ヘルメット
・マスク
・軍手
・消毒液や包帯、常備薬などの救急用品
・衣類
・下着
・タオル
・毛布
・雨具
・洗面用具
・ウェットティッシュ
・携帯トイレ
・以上の物を非常用持ち出し袋に入れておきましょう。
また、早めに用意することも大切ですが、忘れたときのために定期的に非常用持ち出し袋の中身を確認することも重要です。
劣化しているものは交換したり、不足しているものは補充したりすることで万全の防災対策ができます。
たとえば飲料水なら1日1人3リットルを目安としたペットボトルを入れるのがおすすめです。
食料品なら家族が食べる3日分の食料を用意し、自宅には1週間分の食料品を備蓄しましょう。
そして貴重品は、キャッシュレス派の人手も現金を用意しましょう。後は小銭や小さな単位の紙幣も用意し、印鑑や健康保険証も用意します。
気象情報をチェックする
いつ台風が来るのか把握できるように、定期的に気象情報をチェックしましょう。
特に8月~9月にかけて台風が頻繁に発生するので、気象情報をチェックして何日に台風が接近・上陸するのか把握することで防災対策がやりやすくなります。
日本の気象情報は海外と比べて非常に正確性が高いため、台風の進路や勢力などが分かりやすいです。
定期的に気象情報をチェックして、いつでも台風に備えられるようにしましょう。
3. まとめ
日本に住んでいる人にとって、台風は身近な災害の要因だと言えるでしょう。
普段は台風の被害に遭わない人も、台風の急な進路変更によって思わぬ被害を受ける可能性は十二分にあります。
台風による被害は非常に大きいため、気象情報をチェックして、いつ頃接近・上陸するのかが分かれば防災対策がやりやすいです。
今一度台風に対する防災対策を覚えて、台風による被害を最小限に抑えましょう。
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