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2019.06.24

火災における危険な現象

こんにちは!日本全国の消防点検・施工を行っております、全国消防点検.comです!

前回は火が燃えるための、「燃焼の4要素」について勉強しましたね。火が点いて燃え続けるためには4つの要素全てが関わりあっていることがわかりましたよね。
逆に言えば消火をするために4つの要素をそろえさせないこともおわかりかと思います。
ここで4つの要素をおさらいしておきましょう。
①可燃物
②酸素供給源
③熱源
④連鎖反応
でしたね!

・粉末タイプの消火器は窒息作用により酸素供給源を断つことで消火できる
・スプリンクラーは冷却作用により熱源を奪うことで消火できる
ということも勉強しました。

さあ今回は、火災における危険性の高い現象について一緒に勉強していきましょう!

●瞬時に広がる火災―フラッシュオーバー
フラッシュオーバーとは、局所的だった火災が徐々に燃え続けて、ある時瞬時に爆発を起こしたように一気に燃え上がるという現象のことです。
このフラッシュオーバーですが、なぜ突発的な爆発という現象が起こるのかというと、いくつかのパターンがあると考えられているんですね。その一例を紹介します。
火災による熱で可燃物が可燃性ガスを出し、このガスが燃焼することなく部屋の中に充満します。その蓄積されたガスの濃度と温度がある一定水準に達することで、一気に燃え上がりフラッシュオーバーとなってしまうのです。
またその他にも、炎が壁を伝わり、天井全体を覆うように広がることで、炎による強い放射熱を部屋全体に照射します。この天井を覆う炎が、温度が高まり発火点に達した屋内の可燃物に一気に着火させるというケースもフラッシュオーバーの原因の一つです。

●気密性の高い部屋で発生する爆発―バックドラフト
あの有名なハリウッド映画で「バックドラフト」という名前を知っている方はとても多いはずですね!テーマパークにもアトラクションがありますよね。
瞬時に爆発するように燃え上がるという点では同じですが、フラッシュオーバーとバックドラフトは別物です。なぜならば爆発のメカニズムがまるで違うからです。
バックドラフトの場合はどのように爆発が起きるのでしょうか?
火災が起きた部屋の気密性が高い場合、酸素量が減ってしまいます。炎が燃え上がるために酸素を使い果たせば部屋の中の酸素濃度はどんどん低くなっていくことはわかりますよね?
この状態になると炎は静かになり鎮火したような状態になります。燃焼の4要素中の酸素の供給が不足している状態にあって、その他の要素はまだ満たされた・存在する状態で、燃え上がってはいないものの火種を残し、可燃物から発生した可燃性ガスが室内に充満している状態です。
この状態で不用意に扉を開けると、新鮮な空気が火災が起きている部屋に入り込みます。
鋭い方はお気づきですよね?
火種を着火源として、酸素不足で燃えなかった可燃性ガスが新鮮な空気(=大量の酸素)と出会い爆発的に燃えるという状況になります。これこそがバックドラフトです。
●大火災に直結する危険性―ガス爆発
2007年の渋谷温泉施設爆発事故は、大規模な爆発災害として記憶に新しいですよね。この事故の原因は、可燃性であるメタンガスを含んだ天然ガスが温泉をくみ上げることでお湯と一緒に噴出します。このガスが施設に溜り、何らかの発熱反応でガス爆発を起こし事故になったというのが原因とされています。このように、可燃性のガスが急激な発熱反応を起こし、熱膨張し衝撃的な圧力波を生む現象をガス爆発といいます。大規模な火災につながるケースが多い現象です。
●無味・無臭・無刺激の気体―一酸化炭素中毒
酸素不足の環境での燃焼(不完全燃焼)によって一酸化炭素が生じます。一酸化炭素は無味・無臭・無刺激のため、発生に気づくことが難しいです。
一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合しやすく、血液の酸素運搬能力を著しく低下させてしまいます。ヘモグロビンは通常酸素と結合しますが、酸素よりも一酸化炭素と結合しやすいため、血液中に酸素が不足してしまうのです。
一酸化炭素による中毒症状は、まず身体の自由が利かなくなり昏睡に陥り、最後は死に至ります。かつての都市ガスに含まれていた一酸化炭素は、現在は含まれておらず、ガス漏れによる中毒は起こらなくなりましたが、火災時の死者の多くがこの中毒によるものとなっています。

以上が火災によって発生する危険な要素です。火災からくる危険性が高い現象が死を招く原因となることがわかりましたね。
バックドラフトに代表されるように知識としてこれらの現象を把握しておくことで、対策にもつながりますので是非頭に入れておきましょう!

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