【飲食店】開業に必要な資格と届け出はこれ！消防用設備も必要？

Gotoイートも話題になった飲食店。
実は年間で毎年約5万店が開業されているという巨大市場なんです。

今回は飲食店を開業する上で必要な資格について解説します！

【目次】
1. 飲食店を開業するためには2つの資格が必要！
2. 飲食店開業前に必要な手続き・届出一覧
3. 届け出だけじゃない？消防用設備の設置

1. 飲食店を開業するためには2つの資格が必要！

実は飲食店を開業するために必須なのは、以下の2つ。

食品衛生責任者

食品衛生責任者とは、食中毒や食品衛生法違反を起こさないよう、
食品衛生上の管理・運営を行うことが出来る資格で、講習会を受講することで取得できます。
営業許可を受ける施設ごとに1名選定が必要です。

※取り扱う商品によっては「食品衛生管理者」が必要な場合もあります。

防火管理者

防火管理者は店舗の規模によって選任が必要かどうか異なってきます。
目安として、従業員を含み30人以上収容出来る店舗の場合は選任が必要です。
比較的小型な店舗が多い、カフェ、ラーメン店などの場合は不要です。
（防火管理者について詳しく知りたい方はこちら）

調理師免許や、酒類の資格は「あったらいい資格」

必要になる資格は2つですが、
他の飲食店との差別化をはかるために有効な資格もあります。

定番ですが、

・調理師
・栄養士/管理栄養士

この2つは食品衛生責任者の講習が免除になるケースもあるので、オススメ。

その他、お店のジャンルにもよりますが、

・ソムリエ
・ワインエキスパート
・利酒師
・焼酎アドバイザー
・フードコーディネーター

などを持っていると、
「利酒師が選ぶ地酒」などのセールスポイントにもなりますね。

その他、ふぐ包丁師などユニークな資格も。

飲食関係には多種多様な資格があり、
資格があることでお店の信用につながったり、
評価にもつながるため、お店にあった資格をとるのもオススメです。

2. 飲食店開業前に必要な手続き・届出一覧

資格をとるだけでは、飲食店はオープンできません。
まだまだ手続きは色々あるんです。

※入居しているテナントが防火対象物であれば、防火管理者の選任が必要です。

その他、従業員を雇う場合は以下も必要です。

3. 届け出だけじゃない？消防用設備の設置

すべての届け出を済ませ、いざ開店！とはいきません。

飲食店は調理時に火を使うため、
火災の予防と人命を守るために消防法に則って、
消防用設備の設置と消防設備点検が義務付けられています。

以前は150平方メートル以上の飲食店のみが対象でしたが、
2019年の法改正により、延べ面積に関わらず消火器具の設置が義務付けられました。

（消火器の設置についてはこちら）

その他、自動火災報知設備や誘導灯、屋内消火栓など、
消防法の基準に基づいて設置が必要です。

ご不明な場合は、
全国消防点検.comにお問い合わせ頂ければ、
設置が必要な設備等もご案内が可能です。

開店後も定期的な点検が必要

開店後も消防設備点検が定期的に必要になります。
消防用設備の点検には2種類あり、それぞれ点検を行う時期や回数等も決められています。

1.機器点検（6ヶ月に1回）
消防用設備が適切な場所に配置されているか、破損などしていないかを点検します。

2.総合点検（1年に1回）
実際に消防用設備を作動、使用することにより総合的に点検をし、その結果を消防署長へ報告します。

（消防設備点検についてはこちら）

この消防用設備の点検ですが、建物の規模や消防用設備の有無等によって、実際に誰が主体で行っているのか分かれますが、スプリンクラーや消火栓があるような大規模な建物になるほど、賃借人が個人で行うのは限界があるため、建物所有者で行うことがほとんどです。

この点検を行う者については、通常は消防設備士又は消防設備点検資格者が行う必要があります。

店舗での消防設備点検の場合、営業時間との兼ね合いや、
シフトの面から調整が難航しがち。

さらに点検が終わった後、消防署への届け出等まで考えると、結構負担ですよね。

全国消防点検.comでは、消防設備点検のお手伝いをしています。

たくさんの人が出入りする飲食店だからこそ、
万が一の時に備えて、消防用設備の設置はもちろん、
適切なメンテナンスが必要です。

「消火器を設置しなければいけないけど、どれを選べばいいの？」
「毎日の仕事をこなす事に精一杯で、点検の管理まで出来ない」

消防設備点検に関する困りごとを何でも、
全国消防点検.comへご相談ください。

オーナー様の負担が少しでも減らせるよう、
各種点検をおまとめすることも可能な場合がございます。

まずは現在のご状況からお聞かせ下さい。
お問い合わせをお待ちしております。