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2019.08.30
【民泊で必要な消防用設備①】民泊なら特定小規模施設用自動火災報知設備をつけるべき!
こんにちは!日本全国の消防点検・施工を行っております、全国消防点検.comです!
夏休みももう終わりですが、皆さんはどこかにお出かけしましたか?🌞
管理人は長野の八方池まで行ってきました。標高1600mほどまでゴンドラとリフトで上がれるので楽々で池まで登れましたよー!小さな子も登っていました。景色が良くて涼しくて気持ちよかったです🚶♂️
お出かけの時に気になるのが宿ですが、皆さんはどんなこだわりがありますか?最近ではAirBnBなどを利用しての民泊宿泊が流行りだしてきたところかなと思います。管理人も来月に初めて利用してみようと計画を立てているところです!ワクワクだ―👦
さて今回はそんな民泊についての、消防の観点から見た場合にどんな用途になるのか、必要な消防用設備・届出はどんなものがあるのかといったことを解説していきます👨🔧
【目次】
1. 消防法での民泊の区分は一般的なホテルと同じ?
2. 民泊に必要な消防設備
3. まとめ
1. 消防法での民泊の区分は一般的なホテルと同じ?
部屋をまるごとゲストに提供する民泊は、5項(イ)という用途に区分されます
この5項イとは消防の観点から言えばホテルや旅館などと同じ区分です。細かく分ければ民泊の場合は届出住宅と言います。民泊は年間180日以上の営業ができないという制限はあるものの、消防法からみれば同じ区分なのですね。
もう一つのケースで民泊新法で家主居住型とよばれる、ホストは家にいて部屋の一部を寝室としてゲストへ提供するホームステイのようなケースでは同じく5項イとなる場合と、一般住居やマンションなどと同じ5項(ロ)や16項(イ)となるパターンがあります。
5項イとなるのはゲストに提供する寝室の合計面積が50㎡以上の場合のみで、よくある一軒家やマンションの場合は該当しないのではないのでしょうか?🛏
このあたりは複雑なので消防庁が作成した図で確認しましょう!とてもざっくり言えば
よくある一戸建てやマンションの場合でホストが家にいる場合、ほとんどは一般住宅に分類されるため消防用設備の設置は必要ないでしょう🆗
(※ただし他の住居と同じく寝室に住宅用火災警報器の設置は必要です。)
2. 民泊に必要な消防設備
まずこちらの表をを見てくださいまとめると、前述の5項イの場合でごく一般的な大きさの一戸建て・マンションやアパートの部屋の場合
消火器(延べ面積150㎡以上)
自動火災報知設備(特定小規模施設用自動火災報知設備がおすすめ)
誘導灯(設置必要なしの場合もあり)
防炎物品(カーテン・じゅうたん)
以上が必要な設備になります👌
ここでキモとなる特定小規模施設用自動火災報知設備とは、通常の自動火災報知設備で必要な受信機と呼ばれる操作パネルと配線工事が必要無いため、大幅にコストダウンできるものなんですね!そして、特定小規模施設用自動火災報知設備は消防設備士でなくても設置可能なんです!
特定小規模施設用自動火災報知設備は新しい消防用設備で、実際には工事したことのない消防設備士や実物を見たことのない消防署の方もいらっしゃるのですが、全国消防点検.comではこの特小設置の実績が多数あるため、民泊を始めるにあたってお悩みの方は下のフォームから是非一度ご相談ください!
続いて誘導灯ですが、民泊では基本的に設置が必要となります。ただ、免除される条件もあるのでそちらは次回詳しく解説していきます!